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英語多読のために村上春樹の英訳を薦める3つの理由

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かふか です。

 

僕は学生時代の留学中に村上春樹の英訳を読みまくって、英文リィーディング能力をかなりupさせました。TOEICでも900点を超えることができました。

 

僕が村上春樹の小説を元々好きだったことも大きいですが、英語学習者には村上春樹の英訳を読むことを強くお薦めします。特に「英文はある程度読めるけど、なかなか読むスピードが上がらない。多読を通して英語力を向上させたい」という方に。

 

以下にその理由を3つにまとめました。

 

 

1. 村上春樹の文章はシンプルでリズムがあり、読みやすい。これは、英訳でも同じ。

 

まず第一の理由がこれです。読んでみると分かりますが、村上春樹の文章にはあまり難しい表現が無く、シンプルで読みやすい。現代に生きる僕らにも分かりやすい言葉で書かれています。

 

他の英訳されている著名な日本人作家の文章には、日本語独特の曖昧さや華麗さがあり、読みにくかったりしますが、村上春樹は日本語の美しさなどにこだわっておらず、小説好きでなくても文章に目が追いやすいのです。このように原文の日本語に独特のニュアンスがあまりないので、英文に翻訳されても同じくシンプルで読みやすい。

 

というか、村上春樹自身がもともと日本文学が好きではなく、海外文学ばかり読んでおり、デビュー作の『風の歌を聴け』の冒頭は最初に英語で書いて、その後日本語に翻訳したくらいです。よっぽど日本語の言語空間から逃げたかったのでしょう。英訳されるために生まれた作家であるといっても過言ではありません

 

村上春樹の文章が読みやすい要因は、シンプルな文体に加えて、文章にリズムがあることが挙げられます。村上春樹自身エッセイで語っていますが、彼は文章のリズムをとても大事にしています。本人曰く、音楽(特にJazz)の流れを感じながら文を書いています。僕も彼の小説を読んでいて、確かにそれのリズムを感じます。

 

なんというか、ポン ポン ポンと文を置いていって、次へ次へと文を綴り続けていく感じです。ちょうどJazzのアドリブがいつまでも流れのままに続いていくのと同じように。

 

 

2. 原文が日本語で、翻訳された英文なので、これまた読みやすい

 

これはホントに大きいです。

 

というのも、アメリカ文学などの英語ネイティブが書いた小説に挑戦しようとしても、全て読み切るのはかなりキツいです。単に英語を読めるだけでなく、英語という言語そのもののニュアンスと英語文化の背景を理解していないと物語を読み取れないからです。

 

 対して、村上春樹の英訳はあくまで日本人によって書かれた文章であり、それが翻訳というフィルターを通してできた英文です。”ホーム”は日本なので、日本人の僕らにとって読みやすいのです

 

フィルターといっても、原文のニュアンスは変わらず楽しめるのが、村上春樹の英訳ならでは。しかも、ほぼ全作品英訳されているので英文読解のネタが切れることはないでしょう。

 

 

3. 英訳だと村上春樹嫌いな人でも読める

 

ここまでの説明を読んでも、「僕(私)、村上春樹の小説は好きじゃないんで」と言う人がいると思います。「あのクールでキザな感じがどうも・・」という人。

 

そんな方に朗報ですが、村上春樹の小説は、英文で読むと不思議とその嫌な感じを受けません。なんででしょう、英語という簡素でシステマティックな言語に変わるだけで、その嫌な感じの成分が薄まるのです。これは実際に読んで感じてもらうしかありません。是非一度、英訳を読んでみてください。

 

 

村上春樹の英訳おすすめです!

 

かふか