かふかログ

現代アートの島「直島」/ 地中美術館のジェームズ・タレルに驚いた

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かふか です。

 

現代アートの島、香川県の「直島」に行ってきました。僕は普段そこまで美術館に行く方ではないですが、「アートは実際に足を運んで、体感しろ。」と言われるのが今回でよく分かりました。ゾクっときてしまった。

 

以下に、その1作品イチオシを紹介します。

 

光の芸術家ジェームズ・タレル

僕が1番「こいつはやばい。ホンモノだ。」と思ったのが、地中美術館に展示されているジェームズ・タレルの『オープン・フィールド』という作品。

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 地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島

 

この作品は一見、階段の上に青い平面があるだけのように見えますが、奥行きがありその空間の中に入れます。カメラ撮影禁止なので、言葉で説明するしかないのですが、とにかく僕は他の鑑賞者と一緒に案内人に導かれるまま中に入りました。

 

中は直方体の箱になっていて、青色の光が空間に四方八方反射し満ちていました。青色の蛍光灯が満ちた空間に僕らは呆然と立っていました。とても神秘的な空間でした。なるほど、現代アートは体感するものなんだなあと感心しました。

 

いやしかし、それだけではなかったのです。案内人に聞いたところ、僕が行き止まりと思っていた奥の平面は、実は平面でなく空間がさらに広がっているというのです。僕は思わず「え?」っと声に出してしまいました。案内人曰く、作者(と制作関係者?)以外、そのさらに先がどうなっているかは知らないといいます。ただ言えるのは、その先には空間が続いているが、目の錯覚で行き止まりの平面に見えるということだけでした。

 

その事実を知った時、その立ち入り禁止の奥は、死後の世界とか云々の虚構世界へと繋がってるんじゃないかと想像してしまったほどです。そのくらい驚きました。そう僕が感じたのも、ジェームズ・タレルの意図に、もはや含まれていたのでしょうか。

 

他にも、韓国の李禹煥というアーティストの作品に感心したのですが、僕の中では圧倒的にジェームズ・タレルが1番でした。

 

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アートは自然に帰っている

それで見終わった後、直島の自然の風景を眺めながら思ったのが、アートって今や究極の断捨離、究極のミニマリズムに向かってるのではないかということ。もうこの高度に発達し複雑に絡み合った現代社会からいかに離脱するかを志向してるんじゃないかって。「自然に帰る」の方向なんじゃないかって。

 

そしたらこの直島の風景こそが1番の作品なんじゃないかと思ったのです。「いやいやそれってなんなんだよ」と自分でも笑ってしまったのですが。

 

でも見当違いではないと思うんです。なんせ、直島自体が「自然と人間との関係を考える場所です」と謳ってるのですから。

 

結局、僕らにはもともと自然というものが既に与えられていて、それ以外は特別何もいらないのかもしれません。僕らの目の前に既に存在する「自然」こそが、1番のアートなのかもしれません。

 

 

以上

かふか